おびただしい銃声、悲鳴を上げて逃げる利用客、直前に目の前を走り抜けた散弾銃を持った男は、自分の親友だった−。馬込政義容疑者の友人だった市内の男性(37)は、事件発生時、現場のスポーツクラブにいた。事件の2日前に同容疑者から誘われ、その後も確認の連絡が何度もあったという。九死に一生を得た男性は、「あのとき」を振り返った。
男性は馬込容疑者と中学、高校時代の同級生。死亡した藤本勇司さんのことも当時から知っていた。自分の
結婚式では馬込容疑者が友人代表でスピーチし、先月15日には一緒にアジ釣りに出かけたという。
「時間が空いていたらちょっと会われへんやろか。ルネサンスのプールサイドに来てほしい」。馬込容疑者から携帯電話に連絡があったのは、事件2日前の12日夜。最初は断ったが、しつこく誘われ、了承した。翌朝、携帯電話にプールサイドへの行き方を説明するメールが入り、その約4時間後には、再び確認の電話があった。
14日午後6時10分、待ち合わせ時間前にスポーツクラブに到着。フロントの男性スタッフに「正会員と一緒でないと入れない」と断られ、フロントのベンチに腰掛けて馬込容疑者の到着を待った。男性より30分遅れてスポーツクラブに着いた藤本さんは、スタッフとともにプールサイドへ。この“違い”が「運命」を分けた。午後7時過ぎ、迷彩服姿の男が散弾銃を抱え、プールへ向かった。それが馬込容疑者とは気づかなかった...
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